約 1,168,392 件
https://w.atwiki.jp/tearserversarashi/pages/48.html
最近ニコ生でクラメン募集してるが厨房の集まりを露呈してるため逆効果である 直結厨 DOP厨 精神病 包茎 童貞 暴言厨 クラブクラッシャー バーバン慎太郎をいいやつとか言っちゃう頭のおかしい人。現在精神科に通院中。 RMTerのEternallyと仲が良いためxジャギxもRMTしてると思われる クラブぐるみでしてないとかいうが、オートなんたらという250LVナヤ垢売り後新しい人が中身変わったと暴露して涙目w 新規でナヤをはじめるも今はランジエをしてxジャギxのとこでかくまってもらっている 強いやつならRMTしてようがOMつっこんでようがだれでもOKが口癖 日本語になっていない不安定文章で基礎的な事を質問連投→ぐぐれと言われて暴言吐きまくる 250LVいってない奴を雑魚呼ばわりする程の暴言厨 テチをみると以上に興奮しストーカーしてしつこく1:1をしてきてメアド、番号、SKPを聞いてくる直結っぷりw RCそしてxジャギxには近づかないほうが吉
https://w.atwiki.jp/vipthmj/pages/269.html
名前:ジャギ様 元Bon Jovi 称号:おれの名をいってみろ~~~ キャラ:洩矢諏訪子 霧雨魔理沙 定期卓、ケロ道場の主 安定した打ち筋とケロちゃんの能力がマッチングしている打ち手 オレ的に魔理沙率が高い人。魔理沙時の称号は「たまには魔理沙もいいよね」 打ち方は守り重視だと思う。リーチや鳴きに対して少しでも危ないと判断すれば降り しかも一度降りたらほぼあたり牌だしてくれないし 直撃欲しかったらダマで打ちとるしかないのかね 最近ケロに限界を感じ、魔理沙に転向 しかしタッグ戦でのケロに大きな可能性を見出しタッグではケロも使うことにする よかった、ケロを捨てるんじゃなくて魔理沙も嫁にもらったと考えればいいんだね 北斗ではジャギ、アミバが好き , -‐ 、, -─-- 、.,_ ,.i ( )! `ヽ,. -、 ./ ゝ-‐' _____ !. ( ) <けっろけろにしてやんよ _,./__,,. -‐ ''"´ ̄ ̄`"'' .、`ヽ,ー ' ,. ''"´ /´ / ;' ;' ;' ! /! ;`ヽ,ヽ、 '.、 .;' ', i ハ\/|/ ! ノ! ,!ヽ,. ヽ. `Y i Vレ'7´;' ,ハ レ'_」ソノ., ', '; _ノ i ,ハ i. '、_ソ ;',ハY.ノ i i `. ' (__⊂⊃ '、ソノ!イレ' ノ バババババババババ ∠._ ノ | |、 、_,、_, ⊂!_)‐''"´ レ'´ヽ、 ! iソ>,、.,,_ _,,. イ |ヽ._ ) ̄=_  ̄_ ̄) 'ァ| !>;`ヽ、「、,ハ.| !ヘ) --_- ― = ̄  ̄` , / ! !、 ヽ、.,___ノヽ. ! |_,-'' ̄ = __――=' , ' `ヽ! '; ヽ `'; 'レヘ!"" _-―  ̄=_ ) / _,,. -‐rァ-、 __,,, _―  ̄_=_ ` ) ;' ァ'´ i,/ ̄`ヽ; | ―= _ ) ̄=_) _) ! | !_____,r' |= _ )_ _ )= _) `ヽ. 「! !|--‐-┤ = _) ,.ヘ ',ゝ、ノ/ i \ / /`'';ー--‐'/ ! ,o-oヽ. く / / ,.-r' ; 'ニニヽ ;ゝ
https://w.atwiki.jp/reipages/pages/33.html
名称・ドスジャギィ 弱点・火属性 出現地:孤島・砂原・渓流 主な出現クエスト 村☆2 ならず者の群れの長 村☆6 拘竜の狩猟を披露せよ 村☆6 ならず者の長と桜の女王 港に関して検討中 主な武器:ジャギィガンランス 主な防具:ジャギィXヘルム 主な攻略 とにかく弱い。G級にいってもさほど強さは変わらない。 ただ少し素早いところがある。体当たりには気をつけよう。 攻撃は頭を攻めればOK。かみつきには気をつけるように。 さらに、コイツが群れの長であることを忘れずに。 ジャギィ・ジャギィノスを呼ぶ。鳴き方は2通り。 怒り状態になるときになくのはジャギィ呼ぶ泣き声。もうひとつは攻撃指令。ジャギィが邪魔になるなら、チャチャかカヤンバに小型モンスターを狙うお面をつけていると便利。 瀕死状態になると、専用の洞穴をとおって別mのエリアへ逃げる。わかりづらければ千里眼の薬などを使えばよい。 部位破壊情報 エリマキ:非常にこわしやすい。かみつきに気をつけながらこうげきしよう。 部位破壊情報 エリマキ:頭の部分非常にこわしやすく弱点でもあるため、絶対にねらおいう。破壊後もこの部位を攻撃していればなんなく倒せる。
https://w.atwiki.jp/atsumame/pages/56.html
1st stage クエスト名 体力 経験値 所持金 必要なアイテム 獲得品 2nd stage クエスト名 体力 経験値 所持金 必要なアイテム 獲得品 3rd stage クエスト名 体力 経験値 所持金 必要なアイテム 獲得品
https://w.atwiki.jp/twinkletimeprecure/pages/124.html
第3話「受け継がれる伝説!新たな味方は謎だらけっ!」 つむぎの家へ招待されるあゆむ。物語は本格的に動きはじめる ある日加古川家に招待されたあゆむ 紡の家庭は宝石店を経営する母、麻子 宝石商としていつも世界を飛び回っている父、清隆 武道や日舞の先生をしている祖母、絹江の4人家族 そしてなんと絹江お婆さんは昔キュアパールで 紡はそれを引き継いだのだという 今日はその絹江からあゆむに話があるらしい とても厳しい人だから失礼のないように気をつけて、と言われ緊張するあゆむ 所変わって時間のはざまにある不思議な空間 巨大な龍の体内にある悪の組織、タイマアークの居城では 幹部であるスレッジ・ガイ、ネボー、キャン・セ・ルーが一堂に会し 前回のガイの失敗について口論している そこへタイマアークの首領である時魔龍の伝令役チコ・クーが現れ 幹部達に指令を伝える プリキュアが二人になった今、じきに三人目が現れるはずだ その前に早急に手を打ち、時の精霊石を集めるのだ そしてその指令を受けルーが出撃する 絹江から話を聞くあゆむと紡 自分達が戦っている相手タイマアーク、その首領である時魔龍 そして世界時計なるものの存在と、その力の源である時の精霊石のこと 話を聞くうちに足がしびれ倒れてしまうあゆむ 緊張が走るが、絹江はそこで話を切り上げ 最後に世界時計を守るというプリキュアの使命について強く念を押し 一つの時代にプリキュアは三人 三人目が必ずどこかにいるはずだ、と伝える 2人は帰りがてら紡の母麻子の宝石店にも寄ってみる事に 宝石店は賑わっており、色んな人たちがいる ショーケースにへばりつくじめじめした女性を尻目に、2人は麻子の所へ行き挨拶 一方店の中には不安げな顔で指輪を見つめる女性の姿が その女性は結婚指輪を無くしてしまい困っていた しかし買い直そうにもとても手が届かない… そんな女性にじめじめした女性、ルーが声をかけ 宝石があればいいのね?とヤッテラ化してしまう 精霊石を探すため、趣味と実益を兼ねて宝石店に来ていたルー ヤッテラを使い、店のケースから宝石を奪う 騒ぎに気づいた2人は変身、しかしヤッテラの攻撃により動きを封じられてしまう 止めを刺そうとするルー、絶体絶命! そこへ突如謎の少女が現れる あの子が三人目のプリキュアっ!? 謎の少女は2人の束縛を解くとヤッテラの弱点を突きやすやすと撃破 2人は少女に声をかけるが、何も言わず去って行く 戦闘後、気が付く女性 すると起き上がった拍子に服から指輪が転がり出てくる なんと内ポケットに引っかかっていたのに気づかなかったのだ 女性は喜び帰って行く その様子を見ながら、あゆむ達は3人目のプリキュアであろう謎の少女の正体 そしてどうして何も言わず去っていったのかを考えるのだった 出撃幹部キャン・セ・ルー 掃除機ヤッテラレッカー ●次回予告 あゆむ「はぁ~…ねぇつむぎん、キュアガーネットって誰なんだろうね」 つむぎ「どうしたんですあゆむちゃん?元気無さそう」 あゆむ「う~ん私じゃまだまだ頼り無いのかなぁって思っちゃってさ」 つむぎ「そんな事…あら?あの人…もしかして」 あゆむ「えっ?何処ドコどこ?!」 トゥインクルタイムプリキュア! 「未来からの来訪者!?誕生っ!キュアガーネット!」 「トキメキ・キラメキ・トゥインクルタイム!」 ストーリー設定メモ 3話関連案(未整理) 味方も敵も設定紹介編 プリキュア側→婆さんがプリキュアについて語る タイマアーク側→その本拠地の描写・ヤッテラレッカー召喚の具体的な映像 3話の流れについて… 紡の家に案内されるあゆむ(加古川家にびっくり) 絹江さんからレクチャーを受ける 紡の母(加古川麻子(かこがわ あさこ))ともちょっと会話? 敵の設定紹介(幹部の全員顔見せもこの話?) 戦闘中にガーネット参戦(ラピス、パール苦戦、恒例の捕縛?) ラストで転入してくるはるかOR街中で2人の前に現れるはるか タイマアーク側描写 伝説の戦士プリキュアが二人も現れた 三人になる前に始末してこいorヤッテラレッカーで時間逆転の力集めて来い 「と時魔龍さまはおっしゃってるわ~ん」 ってチコークが3幹部に通達 その後ろで何やら様子窺うようにたたずんでるベル とか その前にガイがアジトに帰ってくるシーンを入れて 初登場のアジト・幹部の描写 で、ルーは宝石にうっとり、ネボーは寝床でぐっすり 出撃幹部はキャン・セ・ルー プリキュア倒すでも ヤッテラレッカーで暴れるでも どっちでもいいならやりたいようにやるわー って感じでルーが犠牲者求めて町に現れるのはどうか? 彼女は宝石集めが趣味であり 大切な結婚指輪無くしたという設定で犠牲者を用意する 大切な結婚指輪無くしたという設定で犠牲者を用意する これは良いかも知れない 絹江ばあさんから話を聞く一方で紡母とも会話してて その中で宝石店やってるのよ、素敵ですね~今度行っても良いですか?という話に 次にその話を入れれば 無理なく繋がると思う なるほど 紡の父(加古川清隆(かこがわ きよたか))が宝石商だという設定とからめるんだな 流れに自然さが出ると思う それとプリキュアの精霊石の話を婆さんに語らせておいてから ルーが精霊石を集めるためにそれらしい宝石狙って現れたとすれば 敵味方が目的とするところを話の中でアピールできると思う 大切な結婚指輪無くしたとかそんな犠牲者用意するとか 儀「大切な結婚指輪を無くしてしまって…どうしよう…」 ルー「そぅ…じゃあ宝石が有れば良いのよねぇ…」 儀「いや、そうじゃな…」 掃除機ヤッテラレッカー出現! 3話は大まかに出来てきた感じだね 流れとしては 1.あゆむがつむぎ祖母と母から話を聞く 2.ガイがアジトに帰還、キャラ顔見せと時魔龍の命令でルー出陣 3.つむぎ母の店の前でルーと犠牲者遭遇、ヤッテラ出現 4.訪ねてきたあゆむとつむぎ、戦闘に突入 5.苦戦するもガーネット参戦で逆転、犠牲者も解決 6.街中で2人の前に現れるはるか…?! ルーは時魔龍の指令と自身の実益兼ねて出撃してくるけど ガイも「プリキュアを倒す」目的で実は出撃していて 関係ない女子中学生に「3人目のプリキュアはお前か!?」 とか得意の早口で連呼してこっちはこっちで騒動起こしてる とか 関係ない女子中学生に「3人目のプリキュアはお前か!?」 とか得意の早口で連呼してこっちはこっちで騒動起こしてる これは独立させてもいいと思うなあ 以前出てた情報通子(四方山文乃)の妹がプリキュアを目撃してしまう話とくっついたらどうだろう? 或いはこの話で情報通子がプリキュアの存在を知る、と言う形とか 3話はこれで良いと思う 後は要望と言うか 正座してつむぎ祖母の話を聞いていたあゆむだが 脚がしびれてムズムズ、みたいなシーンも欲しいなあ
https://w.atwiki.jp/mhtrpg/pages/34.html
ドスジャギィ:狗竜 種族:鳥竜種 H P:50000 S P:2000 大きさ: 経験値:撃退100 捕獲120 討伐150 生息区域:遺跡平原 危険度:☆☆ 耐性 火耐性:普通 水耐性:普通 雷耐性:普通 氷耐性:普通 龍耐性:普通 毒耐性:有効 睡眠耐性:有効 麻痺耐性:有効 減気:有効 気絶:低 閃光玉:有効 音爆弾・高周波:無効 落とし穴:有効 痺れ罠:有効 爆雷針:有効 設置肉:有効 弱点部位:頭(切断、打撃、弾) 素材 狗竜の爪、狗竜の皮、ジャギィの鱗、鳴き袋、狗竜の頭 レア素材 ジャギィの上鱗、狗竜の尖爪、狗竜の上皮、王者のエリマキ、鳥竜玉 激レア素材 狗竜の厚皮、偉大なエリマキ 超レア素材 幻鳥竜玉 攻撃方法 通常時 かみつき 前方にかみついてダメージを与える 振り向き噛みつき 一瞬斜め後方へ身を引いた後、45~180゚ほど振り向きながら噛みつく。 尻尾回転 尻尾を振り回して攻撃をする 招集指令 遠吠えをして、手下のジャギィを呼び寄せる 攻撃指令 周囲のジャギィ&ジャギィノスに攻撃指令を出す。周囲のジャギィ&ジャギィノスは、対象に向かって一斉に攻撃を仕掛けてくる。 タックル 後ろにのけぞった後、タックルで前方へ攻撃をする。ドスジャギィの中で最もダメージが大きい攻撃 怒り時 通常時と同じ 疲労時 狩人拘束 ジャギィと一緒にハンターに群がり襲う 捕食行動 草食種を襲って食べる 瀕死時 睡眠 巣に帰って寝る 設定 小型肉食モンスター、ジャギイを統率するドスジャギィ。獲物を発見すると、仲間に命令を下して群れで狩りをする。 小型のジャギィを吠えて周りに呼び、自身は体当たりをしたり、噛み付いてきたりして攻撃をしてくる。タックルの攻撃はダメージが大きいので注意が必要
https://w.atwiki.jp/gone0106/pages/19.html
「ハァハァ・・僕・・いったいどうなっちゃんたんだろうう・・!?」 先ほど、自分が起こした事態が理解できずひたすら混乱する良太郎。いや、起こしたというよりも起きてしまったと言った方がいい。 明らかに今のは自分の意思とは異なるものに体を動かされたような、そんな感じだった。 走りつかれ立ち止まって考えるが・・・なぜこんなことになったのか答えが見つからない・・・かに思われた。 <どうなってんのはコッチのセリフだぜ!> ザアァァ 「!!」 声が聞こえたかと思うと良太郎の体から砂がこぼれだし、その砂が鬼の姿になる。ただし、体の上半身と下半身は逆の形で。 いきなりのことに腰が抜けたようにへたり込む良太郎。とそこへーー 「あっいた!良太郎ー!ってなによコイツ」 強靭な脚力であっという間に追いついたアスナとネギがやってくる。 「精霊!?イヤ・・悪魔か日本にいるという鬼!?」 それを見て、ネギは見つめながら考えていた。だが、良太郎の目の前に現れた砂の鬼は自分が知るどの魔法知識にも当てはまらない。 「なーんか外野がうるさくなってきたがまあいいや。今から決まりごというかんな!お前の望みを言え、どんな望みもかえ・・・っておい!」 「あ・・悪霊退散!悪霊退散!」 鬼が何か言い出すが、良太郎は目の前に現れたもの驚き、追い払おうと思わずそんなことを言い出してしまう。 「誰が悪霊だ!俺はなぁーー」 「アンタがさっき良太郎をおかしくしたやつ?離れなさーーい!」 「ゲフ!?」 ズシャアアア! 鬼がなにやら文句を言おうとするが、アスナのキックによりあっさり崩れ去っていく。それを確認することなく、アスナは良太郎に駆け付け、 「大丈夫、良太郎?」 「アスナ・・・ちゃん・・うん、でも何がなんだか・・・」 「さっきのって多分魔法関係だと思うんですけど僕にもよくわかりません。」 「えっ!?魔法?それに君は・・・?」 アスナに心配されながらも、ネギの言葉に少し驚きながらも知らない子供であることに気づき、思わずそっちの方を聞いてしまう良太郎。 「ああ、コイツはネギ。今ウチの部屋で居候してる私らの先生で魔法使いなのよ」 「はじめまして。」 「ハ・ハァ・・」 ペコりとお辞儀をするネギ、良太郎もとりあえず頭を下げる。 この時、魔法という単語を忘れてしまう。というのも、アスナの部屋に居候というのが気になったからなのだが・・・ 「ってめー何しやがる!このクマパン女!!」 と、何事も無かったように鬼、怒鳴りながら、アスナに迫っていた。 「わっ!生き返った~~!」 「そいつらは簡単にはきえないよ!」 驚くアスナ、そんな時、聞こえてきた声にみんなが顔を向ける。そこにいたのは一人の少女だった。 先程、階段付近で『ある物』を探していた少女が、どこか強いまなざしで歩いてくる。 「君は・・・?」 良太郎は問いかけるが、少女は何も言わず近づき、マジマジと顔を見る。その様子をアスナはどこか面白くなさそうに見ていたが。 「ようやく見つけた・・・“特異点”・・・君ならなれる“電王”に!!」 「えっ?でんおう・・??」 「特異点だあぁ!?最悪じゃねえかぁあ!!」 少女が良太郎を見つめたまま、そんなことを漏らす。良太郎はその意味が分からずきょとんとし、鬼は何かやってしまったかのように騒いでいた。 「ちょっとちょっと!さっきから何勝手に盛り上がってんの!ていうか何なのよアンタたち!!」 何が何だかわからないこともあり、怒り出すアスナ 「あっ!ごめんなさい。説明するから。」 少女の方は意外と素直に謝り、状況を説明しようとするがそこへ! 「なるほど、特異点か・・・潰させてもらうぞ!!」 「え?」 突然聞こえてきた声に良太郎が顔を向けると、そこには異形のものがいた。先程夕映の前に現れたライオンを思わせる怪人。 ただ、違うとすれば、身体は砂でなくちゃんと実体を持っており、上半身と下半身も正しい位置にあるということ 「危ない!」 ドン! 「わあっ!」 ズシャアアアン! 走り出す怪人を見て、とっさに良太郎を押しだす少女!振り向くと良太郎のいた場所には爪あとのようなもの残っていた。 「なに・・これ・・・?」 「ああんもう!次から次へと一体なんなのよお~~~!!」 いきなり教われて混乱する良太郎。それはアスナも同じで騒ぎ出している。 「ちっ!人の契約者殺されてたまるかあああ!!」 怒ったように鬼は怪人にむかって突っ走っていくが・・・ 「邪魔だ!」 バシッ! ズシャアアアア あっさり蹴散らされてしまった・・・。 「ヨワッ!」 「ま・魔物!?くっ・・・ラステル・、ア・スキル・マギステル・・・魔法の射手!戒めの5矢!!」 バシュウウン! 鬼の弱さに思わずツッコムアスナ。その間に危ないと感じたネギが魔法を放ち、怪人はその力で動けなくなった。 「己・・“この時代”の西洋魔術師か・・・?」 忌々しそうにぼやきながらも、何とか逃れようとする怪人。アスナはネギの行動に喜び、良太郎は初めて見る魔法に驚いていた。 「ナイスネギ!」 「い・今の何!?」 カタン (!! あのパスは!」 その時、少女は良太郎のポケットから拾ったケースが落ちるのを見つけ、驚いていた。それはまさに、自分が必死に探していたものだったのだ! 「これで十何秒かは動けないはずです!今の内にーー」 「ええ!戦うのよ、変身して!」 逃げましょう。ネギがそう言おうとした時、少女はケースを拾い、良太郎に渡しながらそんなことを言い出す。 「ええっ!?」 「ちょっと!なにいってんですか!?できるわけないでしょ良太郎に!ていうか変身って何よ!?」 少女の言葉に良太郎は驚き、アスナは慌てて止めようとする。力にしても姿にしても、怪人は明らかに異常だ。 その怪人を、どう考えてもひ弱な良太郎に倒せるわけがない。 「大丈夫よ!それをもって変身って言って!!」 「えっと・・・コレを?」 少女が押し付けるようにケースを持たせながら、良太郎に迫る。良太郎はといえば、何が何だか分からず戸惑っていたが。 パリーン! 「ああ、呪文の効果が・・」 「ずいぶんと小癪なマネをしてくれたがもう同じ手は食わんぞ!まとめて死ね!!」 「ほら!早く!」 魔法が破られたことにネギが思わず身を引いてしまい、破った怪人は襲いかかろうとした! それでも少女は良太郎を行動させようと叫びーーー 「へ・・・へ・・変身!!」 シュウウウン! それに負けた形で良太郎が叫ぶと、腹部にベルトが現れた! 「えっ・・・?これって・・?」 「もう!早くしなさい!」 思いもしない現象に良太郎は戸惑い、それにイラついたのか、少女が慌ててベルトを装着させる。 付けられたベルトを戸惑った様子で見ている良太郎。その時、バックル部分にある装置の直ぐ上を、持っていた装置が通った時だった。 ピッ パシュウウン! 光の粒子が良太郎の体を包んだかと思うとその姿は黒いフィットスーツが包まれ、顔はその全体を覆うかのようにヘルメットに装着されていた。 「「!!!」」 まさに言葉どおりの変身に驚くネギとアスナ!というか、本当に変身するとは考えてもいなかったので、当然の反応なのだが。 「えっ?えっ?ええええっ??なにコレ???」 当の本人が一番びっくりしていたりする。まあ、本人もこんなことになるとは思っていなかったのだから当然だろう。 「ぼーっとしてないで!来るよ!」 「ガアアア!」 と変身した良太郎に突っ込んでゆく怪人! 「ホ・ホントに変身しちゃった・・・アスナさんもしかしてこの人・・今朝テレビでやっていたみたいな日本にたくさんいるという変身ヒーローなんじゃ・・・」 戸惑いながらも興奮した感じのネギ。 まだ10歳の上に、日本に来てまだ10日ほどのネギはサムライ・ニンジャと同じ要領でちょっと日本文化を誤解していたりする意見だった。 「嘘でしょ!?あの泣き虫が・・・」 予期せぬ良太郎の変身にアスナも呆然と見ていた。それもあってもしかしてどうにかなるんじゃ・・・と思ったのだがーー ドシーーン! 「わあああ~~~」 「「へっ?」」 怪人のタックルにあっさり吹き飛ぶヒーローこと良太郎・・・あまりにあっさりすぎて、アスナとネギは思わず声が出てしまった。 「わああ~~」 そしてあっさり逃げ出す良太郎・・・ 「「・・・・・」」 固まるネギとアスナ・・・ 「ちょっと!戦ってよ!」 「そんなこと言われても~~~」 少女に怒鳴られ、泣きそうな声を出しながら必死に逃げようとする良太郎。というか、彼は今までケンカすらロクにしたことがない。 そんな彼が戦えといわれて直ぐに出来るわけがない。その上、わけのわからない状況が混乱に拍車をかけている。 その良太郎に怪人は容赦なく追いかけてくる! 「逃がすか!」 ザッ! 強靭な脚力であっさり良太郎の前に立つ怪人 ガサッ 「わ・わあああ!」 バシッバシッ! とっさに近くに落ちていた箒で攻撃するもまるで歯が立たない・・・ 「きかない~~} 「フン!」 怪人はその豪腕で泣きそうな良太郎を投げ飛ばす! ガシャアアン! 「「・・・・・」」 ガラクタの中に突っ込む形で倒れていく良太郎を見ながら、まだ開いた口がふさがらないアスナたち・・・ そう、変身したはいいもののかれは“このまま”の状態ではまさに“史上最弱のヒーロー”だったのだ!! 「あいたたた・・・」 <オイ!オレと変われ!お前は引っ込め!!> 痛がりながら立ち上がろうとする良太郎の中で声が響いてくる。それは先程の鬼の声だった。 <ア・アレ?キミまだいたの?それに変わるってどうやって??> <オレが知るか!> 「そんな~~~」 「ベルトの赤いボタンをおしてぇーーー!!」 「!」 鬼の言葉になきそうになる良太郎、そんな彼らの心の会話を知ってか知らずか少女が叫んだ! 「えっと・・ボタン・・ボタン・・」 カチッ パアァ! 良太郎がベルトの赤いボタンを押すと、音楽のような電子音が響くと共にバックル部のライトに赤い光が灯る。 ピッ! そして、良太郎は何となくだが、変身したときと同様にパスをタッチしーー <SWORD FOAM> ガシャン!ガシャン! 現れた赤いアーマーと桃の形をした仮面が現れ金属音を響かせながら良太郎に装着されてゆく! 「! アスナさん!あれを見てください!」 「変わった?」 指を指すネギの言葉にアスナは、ソレを見て思ったことをそのまま漏らしていた。 先ほどまで脆弱だったボディに痩躯がくわえられホンモノのヒーローのような姿になった良太郎!! 「俺ーー」 親指で自らを指す良太郎、だがその声は良太郎のものではなく、鬼のものであった。 「再び参上!」 「ガアアア!」 そんな変化はお構いなしにつっこうんくる怪人!! だが、 カシャン!カシャン! ヴゥウン! 良太郎が腰についた4つのパーツをくみ上げると先端から赤い刃が出現し剣になりーー 「うおりゃ!」 シャキーーーン!! 飛び掛ってきた怪人に、その刃を叩きつけた!!! 「グワッ!」 切り付けられ倒れるように、ダメージにひるむライオン怪人! だが、直ぐに起き上がって良太郎を睨んだ 「貴様何を考えている!よりにもよって特異点に力を貸すなど・・・われらの使命を忘れたのか!?」 怪人は良太郎にではなく、鬼に問いかけるように叫んでいた。どうやら気付いていたようだ。 「そんなもの最初っから覚えてねえ!さっきはヘコんだがよく考えたらコッチのほうが面白そうだぜ。ていうーか、俺はこーゆうのがやりたくて来たんだ!相手が誰だろーがここが何処だろーがカンケーねえ!!!」 そんな疑問に対し、鬼は剣を向けながら清清しいほど自分勝手な意見を言い放つ! 「フン・・バカが・・・」 説得を諦め、再び戦闘態勢にはいる怪人、 ここでコイツをつぶさないと、自分とそれに続く多くの“同士”にとって大きなマイナスになることがわかっていたのだ! 「言っとくが、俺は最初っからクライマックスだぜぇーー!!」 まるで今までの鬱憤を晴らすかのように、鬼は自ら怪人に向かっていき、 「行くぜ行くぜ行くぜぇーーー!!」 シャキーン!シャキーン! 「ぐおおお!?」 ただ力任せに振り回される剣。鬼の動きには型とかそういうのは見られず、ただ暴れているような印象を受ける。 それでも剣は確実に怪人を切り裂き。怯ませていた。 「すごい・・・圧倒している・・・!」 先ほどまでの劣勢が嘘のように敵を追い詰めていく鬼の姿に、アスナはまるで信じられないかのように呟いていた。 シャキーン! 「グワアア!」 何発目かの斬撃を受けライオン怪人は吹き飛び、地面を転がるように倒れた。 「さてと・・そろそろ締めとさせてもらうぜ?」 そう言うとヒーローは三度パスをベルトにたっちさせーー <FULL CHARGE> ギュゥイイイン! 電子音と共にベルトからの赤いエネルギーが鬼の持つ赤い剣に流れこんでゆく! 「行くぜ・・・俺の必殺技パート2!」 カシャーン! 剣を自らの前に立てるように構え、鬼がそう言い放つと、ブレード部分がが分離し上空で回転を始めた! 「でやあああ!」 ザシュウウウン! ザシュウウウン!! 鬼が剣を振り回すとそれと連動して離れた高速回転するブレードが勢い良く落下し、袈裟斬りのように怪人を切り裂き、さらに垂直に切り裂いた! 「ぐわあああ!」 ドゴーーーン!! 強烈な斬撃を受け、怪人は悲鳴と共に爆発した!! 「やった!やりましたよアスナさん!!良太郎さんが勝ったんです!」 「う・・うん」 喜ぶネギだが、アスナは目の前に起きたことについていけず、呆然としたままだった。 カシャン! 「決まった!」 そんな中、分離したブレードが元に戻ると鬼はポーズを決め、 シュウウン! 鬼が体から離れると同時に変身が解除され、良太郎はへたりこんでしまう。 「怖かった~」 「今のが“電王”、ずっとなれる人さがしてたんだよね・・・」 戦いの恐怖から解放され、思わず一言漏れる良太郎に、少女は歩み寄りながらそんなことを言い出す。 「一緒に行こう!未来からの侵略者がもうそこまできてる!時刻の運行を守らなきゃ!!」 「えっ?」 少女の言葉の意味が分からず戸惑う良太郎に、少女は手を差し出す。その時だった。 ファアアアアン!!! 「「「で・・・電車ぁ!!?」」」 驚く良太郎・ネギ・アスナ!得体の知れない怪人の次は今度は何処からともなく電車が現れたのだ!!無論先ほどまでここにはレールすらなかった。まるで地面から生えたように現れ、その上を電車が走ってきたのだ。 「とりあえず乗って!」 少女に手を引っ張られ電車に乗り込む良太郎 「もう・・・倒れる力もない・・・」 ある種、諦めの境地に入ったらしく、呆然と電車の中を見ている。 「あっ!ちょっと私も行く!」 「あっ、待ってくださいよアスナさ~ん!」 それを見て、慌てて乗り込むアスナとネギ プシュウーーーン! 彼らを乗せた列車は再び動き出しまたそれがはじめからなかったかのように消えていった・・・。 良太郎たちが電車に乗った直後ーーー ザアアア・・・ 「ハァ・・・ハァ・・・チッ!特異点・・・電王か。厄介な奴が出てきたものだ・・・ここは一刻も早くあの女の望みを叶え、過去に行かねば・・・!」 どこか忌々しげに声を漏らしながら、怪人は何処かへといってしまうのだった。 これから始まるのは“世界一ついてないが誰よりも心の優しいヒーロー”の物語。 後に魔法界に名を残すことになる少年と決して表にですことない二人の英雄とその仲間の物語・・・ 過去・現在そして未来ーーー繋がっていくかけがえのない世界の記憶を守る為、良太郎の奇妙な冒険が今始まるのだった! 続く・・・
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/3360.html
阿鼻叫喚、地獄絵図、それが眼下に広がる光景を例えるのに最も適した言葉だろう。ラボ周辺から市街地までの距離を考えても、オットーが着いて数十分と経っていない。 だというのに、街には既に火の手が上がり、誰もが混乱の最中にあった。 転がるのは頭を割られた死体、中心から力任せに左右に引き裂かれた死体等、様々である。 腹に風穴が空いた死体はその割に出血が少ないが、よくよく見ると、穴の周囲が焼け焦げている。戦闘機人でさえ、その惨状を前に僅かとはいえ絶句した。 「レイストーム……」 光線に貫通されればこういった死体が出来上がる。それはオットーがあのような姿になってなお、ISを使用していることを示していた。 デモニアックと化したオットーは浮遊しつつ周囲を見回している。 それを見下ろせるビルの屋上、そこに九人の戦闘機人は集う。 「チンク……あれはまだオットーなのか……?」 問うトーレに対し、チンクは唇を噛み締め、無言で俯いている。 それが答えだった。あれは最早自分達の知るオットーではない。戦闘機人ですらない。死と破壊を撒き散らす悪魔だ。 「それでトーレ姉……どうするの?」 そう言ったのはセイン。気づけば全員の視線がトーレに向いている。特にディードのそれは指示を仰ぐものではなく、トーレのある言葉を懇願していた。 トーレは数秒間思案した後、 「捕獲を試みる。ただしオットーだと思ってかかるな。四肢を中心に攻撃、破壊しろ」 捕獲という決定を下した。我ながら甘い判断だと思う。ディードの視線に負けたというのもあるが、甘いと思いつつも、何もせずに切り捨てることはしたくなかった。 あからさまに不満顔のクアットロを除いた他の姉妹は、やや不安そうに頷いた。それを確認して、トーレも指示を出す。 「私とセッテが左右から仕掛ける。ウェンディとディードは正面から援護、ノーヴェは地上から奇襲、セインとチンクは二人で背後に回れ。 クアットロは接近するまでの撹乱、その後の指揮は任せる。ディエチは指示があるまで狙撃態勢で待機。以上だ」 クアットロとディエチを残し、姉妹は散開する。オットーを殺すのではなく、助ける為に。 果たしてそんなことが可能なのかと、トーレは自分の判断を疑った。 これだけ殺しておいて、おめおめと戻ってくることができるのか。そんなことが許されるのか。 戦うことしかしてこなかった自分達が、これまでにも多くの命を奪っておいて、姉妹だけは救いたいなどと望んでいいのか、と。 「トーレ? トーレ、行きましょう」 セッテは既にブーメランブレードを両手に構えていた。トーレもすぐに気持ちを切り替える。こんな時は迷いのない彼女が少し羨ましい。 「あ……ああ、行くぞ!」 ※ トーレとセッテは急降下、オットーへ踊りかかる。それを号令にして、ウェンディとディードも中距離へ。 周囲にはトーレ達の幻影が現れ、一足先に降りていたノーヴェは旋回しながら機会を窺う。 トーレは左、セッテは右から同時にオットーに仕掛けた。腕を潰す為にトーレは回し蹴り。セッテは足を切り落とす為にブーメランブレードを投げる。 正面にはウェンディとディードが居り、ウェンディはライディングボードから直射弾を発射。 後ろに逃げればチンクが罠を張り、下にはノーヴェ。ディエチは狙撃態勢で上から狙っている。 上下前後左右を塞いだ状態からはそう簡単には逃げられない、そう思っていただろう。トーレも、他の妹達も。 オットーが取った行動は戦術どころか、技ですらなかった。それは単純で強引な”動き”。 「なっ!?」 トーレが驚きの声を漏らす。 鋭い捻りを加えたトーレの蹴りをオットーは左手一本で受け止めた。同時に右手は迫るブーメランブレードへ。 それに気付いたセッテは直線的なブレードの軌道を曲げたが、放射状に放たれた光線によって弾かれる。 いかに軌道を変化させようと、最終的な目標部位が明らかなら、僅かな掌の動きで発射方向を修正できるだろう。 そこまでならさして意外ではなく、想定の範囲内。想定外はその先にあった。 ウェンディのエネルギー弾がオットーの胸に着弾。それは体表に傷を作ったに過ぎず、動きを止めるには至らなかった。 トーレの巻き添えを防ぐ為に強力な砲撃を避け、威力も抑えたが、それを差し引いても異常な強度の皮膚である。 オットーがトーレの足を掴んだ腕を振り下ろす。その力はあまりに強く、トーレは大きく回転した。 セッテによる二発目のブレードよりも素早く、オットーはディードとウェンディに飛ぶ。 オットーの機動力に二射目は間に合わないと判断し、ウェンディはボードを”砲”ではなく”盾”として使う。 ボードを倒し攻撃に備えた瞬間、オットーがそこへ突っ込む。 防御してもなお凄まじい衝撃に、ウェンディは身体ごと弾かれ落下する。 残されたのはディード。形こそ双剣を構えているが、戦意に乏しいことは明白だった。 「ディードォ!!」 叫びながらノーヴェはエアライナーを伸ばし、走る。しかし、どれだけ急ごうとも間に合いはしない。 オットーは一瞬にして距離を詰め、双剣を振り上げようとしたディードの両手首を掴んだ。 そして不可解な事に、じっくり舐め回すように顔を観察している。 「クアットロ! どうする!?」 隣でディードが指示を求めるように名を呼ぶが、答えはしなかった。 撃てるはずがない。どうしたってあの距離ではディードを巻き込む。 両方とも殺すつもりで撃たせるのが最善だが、どうせ言ってもやらないだろう。つまり、ここにいる自分達に打つ手はないということだ。 おそらく、このままディードは死ぬ。だから言ったのに、とばかりにクアットロは渋面を作った。 戦闘機人よりも、デモニアックよりも、強く、硬く、速い。なんのことはない、単にすべての能力が規格外であったというだけのこと。 戦闘機人を上回るほどの圧倒的な野性。スカリエッティが興味を引かれるのも分かる気がした。 いくら戦闘機人が機械に適合した素体として生み出され、頻繁なメンテナンスや副作用が解消されたとはいえ、結局は肉の身体。 大きな障害でないにせよ、多少なりと齟齬は生まれるものであり、調整も必要となる。 だがデモニアックは違う。もとより金属に近い身体を持ち、無機物と完全なる融合を可能にする存在。 機械と肉の垣根をいとも容易く飛び越え、その結果生み出される力はこの光景を見れば一目瞭然。 即ちデモニアックこそが戦闘機人の完成型。理想の姿であると言えよう。 「でも……まだ足りないわ……」 そう、これだけでは足りない。いくら強かろうと、鋼の身体を持とうと、制御できないのでは使えない。 デモニアックの身体を持ち、自分達のように命令を解し、自ら思考するのであれば或いは、それこそが究極の生命体と呼べるだろう。 そんな存在がいるのなら、是非一度お目にかかりたいものだ。 そう思っていると、その存在は自分からクアットロの前に現れた。 ディエチのイノーメスカノン、ノーヴェのエアライナー、セッテのブーメランブレード。それらが一点で交差する。 しかしディードを救ったのはその誰でもない。 豪快な噴射音に気付いた時、それはオットーとディードの目前まで迫っていた。 オットーの左側面から高速で飛来する黒く大きな物体。 それはバイクと呼ぶには巨大であり、どこか生物的で禍々しい。その上には一体化するように黒い影が隠れている。 バイクはオットーに対し速度を落とすことなく、逆に速度を上げて撥ね飛ばす。 横からの衝撃をまともに食らい、地面に叩きつけられるオットー。バイクはオットーから距離を取り、ノーヴェの前に降りた。 初めて全員が影の正体を確かめる。バイクに跨っていたのは黒い鬼。刺々しい鎧の全身には蒼い光の線が走り、右目だけが赤い。 多少形は違えど、それは明らかにデモニアックであった。 ※ 「ジョセフ、この娘達……」 「ああ、わかっている」 大型バイク『ガルム』に映るホログラフィの少女エレアが言いかけた言葉を、デモニアックの姿を取ったジョセフは途中で遮った。 戦闘機人。噂にしか聞いたことがなかったが、見た目には少女にしか見えない。 だが全員が武装し、飛行している者もいる。何よりデモニアックを前に逃げもしないことを考えれば、ただの一般人でないことだけは確か。 理由は分からないが、彼女達はこのデモニアックと交戦している。これだけ武装した戦闘員が集まって倒せない、眼前のデモニアックはそれほど手強いのだろうか。 疑惑と驚愕に満ちた視線を感じる。ジョセフは説明をしようとは思わなかった。彼女達が何者かは知らないが、自分はデモニアックを斬る、それだけだ。 「お前……何者だ?」 「……俺はお前達と戦うつもりはない」 ジョセフはリーダーらしき年長の女にそう答えたが、彼女はまだ納得いかないという風な顔をしている。しかし構うものか、どの道援護は期待していない。 それに話している時間も与えてはくれなかった。起き上がったデモニアックは戦闘機人ではなく、ジョセフのみを見ている。 ジョセフは横目で頭上を仰ぎ見る。頭上の少女、特にデモニアックに捕らえられていた髪の長い少女は、完全に放心状態にあるようだった。 狙いがこちらにあるならいっそのこと、デモニアックを引きつけて離れる。放心状態の少女を巻き込むこともなければ、後ろから撃たれる心配もない。 ジョセフはアクセルを吹かし、急発進。案の定、デモニアックも追ってくる。 ジョセフは内心動揺を禁じ得なかった。驚くべきことに、敵は全速のガルムのスピードに脚力のみで並走している。 通常のデモニアックならあり得ない、一部例外を除けばブラスレイターでも不可能なことだ。 追いすがるデモニアックが手刀を振り下ろす。左手はハンドルを操りつつ、ジョセフは右掌を振りかざした。 受け止めるでもなく、手刀が触れる寸前で掌が光を放ち、そこに剣が生まれた。 刀身はわずかに湾曲した片刃、シミターと呼ばれる類の曲刀。生まれた剣はうねり、ジョセフの手に握られる。 「はあああっ!」 手刀を気勢を込めて剣で薙ぎ払うジョセフ。 手応えはあった。硬く高い、金属質の手応えが。 通常なら腕が飛んでいるか、そうでなくとも体勢を崩す程度のことはできる。しかし結果はどうだ。斬れるどころか互角に競り合い、恐ろしい力で押され始めた。 「ちぃぃいっ!」 ジョセフはハンドルを握る左手も添え、両腕の膂力でもって押し返す。全力で剣を振ると、デモニアックはバランスを崩したが、ジョセフも大きく揺らいだ。 独楽のように回転するも、不思議と転倒することはない。両足を完全にガルムと一体化した為だ。 なるべく融合を使いたくはなかったが、使わざるを得ない状況まで追い込まれてしまった。 「ジョセフ、忘れたの? デモニアックの能力は元の人間に比例すること」 エレアの声で以前にも同じことがあったのを思い出す。あれは確か、木こりか何かのデモニアックだった。 大柄で、ブラスレイターの自分をも抑え込むほどの力があったのを覚えている。これは全てにおいてそれを上回っていた。 素体からして人間離れした身体能力、となれば大方の察しはつく。 「戦闘機人……」 彼女らがこれと戦っていたことから考えても、これも元は同類なのだと。 攻撃を弾いた結果、デモニアックとの距離が離れ一安心かと思いきや、デモニアックの右手に翡翠色のリングが現れる。 ジョセフはハンドルを切り、ガルムを急旋回。横転する限界までマシンを倒し、路面を削る脚部が摩擦で激しく火花を散らす。 ジョセフがスラスターを点火させるのと、リングから無数の光線が拡散して放出されたのはほぼ同時。 それは云わば経験に基づく勘。正体を知らずとも自然と危険信号が発された。 急加速によってほぼ直角に曲がったガルムに対し、歪曲して光線が迫る。皮肉なことに、曲線を描く軌道はさながら牙を剥いた大蛇。 「ジョセフ!!」 エレアの声で咄嗟に思い出す。ガルムに隠された機能を。 一条、また一条とガルムを追う光線は路面を抉る。誘導でもされているのか、爆発は確実に近づき、最後の光線がついにジョセフを捉えた。 しかし、光線がジョセフに届くことはなく、ガルムに当たる直前で拡散し、消滅する。気づけば周囲に薄いフィールドが張られていた。 「まったく……危なっかしいわ、ジョセフ」 スラスターの噴射による飛行と同じく、ガルムに備え付けられた機能の一つ。知ってはいたものの、自在には使えなかった機能でもある。 ジョセフは未だにガルムのスペックの全てを引き出せてはいない。今回もエレアのナビゲートが無ければ危うい状況だった。 「すまない、エレア」 「これ以上直撃したら流石に耐えられないわよ、それに……」 いつの間にかデモニアックは距離を詰めていた。ガルムに再び並走し、そして進行方向を見越しての跳躍。両手を組み合わせて振り上げたハンマーナックルの構え。 「あれは防げないわ」 先の攻撃で速度を落としていたガルムでは振り切れない。防御しても防ぐのはまず不可能。ならば、 「承知!」 ジョセフは一言エレアに返すと、握った剣を捨て、右手をかざす。掌には青い光。 ただし今度は剣ではない。伸びた光が鞭となって、蛇のように敵の脚に絡みつく。 ジョセフは力の限り光の鞭を引く。滞空しているデモニアックは抵抗できるはずもなく、地面に叩きつけられた。 誘導する光線を見ていなければ咄嗟に思いついてはいなかっただろう。 蛇、それは悪魔アンドロマリウスが持つとされるもの。そしてアンドロマリウスはジョセフのブラスレイターの象徴である。 叩きつけてもまだ終わりではない。ガルムを加速させ、立て直す余裕を与えない。 その間にジョセフは観察する。デモニアックは道路を跳ねながら、なんとか踏ん張ろうとしている。 その両手だけが鏡面の如く光を反射していた。すぐに何らかの金属と融合しているだと気付く。これで剣を防いだのだ。 ただの鉄やガラスならば剣で斬れないことはない、考えられるのは特殊な金属。ならば街中に転がっているものではなく、元々所持していたか、或いは”体内に仕込んでいた”か。 「斬れる……!」 たった一言呟いた。自らに言い聞かせるように。 融合して金属で手を覆っている、それは逆に考えればそのままでは受けられないという証。そして両手以外であれば斬れるということ。 それ以上の観察はデモニアックも許さなかった。バウンドしながらも立ちあがったデモニアックは足に絡む鞭を引き返す。 単純な力比べで勝てるはずがないと、危うく鞭を消すジョセフ。が、既に遅く、ガルムの向きは90°近くずれた。その先には、 「ジョセフ! 前!!」 ビルの壁が数メートルの距離まで迫っていた。エレアに言われるまでもないと、ジョセフは速度をわずかに殺し、前輪を持ち上げてタイミングを合わせる。 減速して方向転換していては、また追いかけっこの続きだ。光線も今度は避けられるか分からない。 タイヤが壁面を噛んだ瞬間、三度目の噴射。爆発的な推進力を得たガルムは無理矢理重力に逆らい、空を目指して壁面を駆ける。 「まだ追ってくるわ、ほんとしつこいんだから……。これは一筋縄で行きそうにないわね」 後ろを振り向く余裕はないが、エレアの声と音で判断できた。 飛行が可能なら付いてくるだろうとは思ったが、どうやら敵はこの曲芸走行にも付き合うつもりらしい。 断続的なガラスの割れる音。足場を力強く踏みしめる音が忙しなく続く。それが背後から聞こえると言うことは、つまりそういうことなのだろう。 やれやれ、と溜息混じりに言ったエレアの言葉に内心ジョセフも頷いた。 ※ 「なんだあれは……」 オットーと黒のデモニアックは現在、ビルの壁面を縦に走りながら戦っている。 同じく重力に逆らう行為。しかし飛行ではなく走行であるということが異様さを掻き立て、トーレを含むナンバーズを唖然とさせた。 突き出た障害物や窓は回避しながら走りつつ、それでいて攻撃が途切れることはない。 交わされる拳と剣。 一撃をいなして一撃を放つ。その応酬は激しさを増す一方で、目で追うのが精一杯だ。 速度を落とし、手を緩めれば決定的な隙を晒す。手足を止めれば死に繋がる。だから止められない。 屋上に差し掛かろうかという時、黒のデモニアックが進路を変えた。オットーを右に見ながら、バイクを横に傾ける。 上の様子がどうなっているか分からないなら、一片の隙も作りたくないのだろう。 壁を垂直に走ることに比べれば、横に走るのは格段に楽。尤も、あれなら天井であっても逆さに走りそうだが。 オットーも負けじと食い下がる。互いに窓を踏み荒らし、ガラスというガラスが砕け散るが、そんなことは障害にもならないらしい。 それはまさしく縦横無尽。さながら二人で一つの嵐。荒れ狂う暴風は近寄れば誰であれ、何であろうと吸い込み、切り裂く。 それほどに異形同士の戦闘は他者の介入を許さない。 「トーレお姉様。あれ、どうしますの?」 「クアットロか……」 どうするも何も、あれでは近寄ることすら難しい。それほど危ういバランスの上に成り立っている。 トーレの迷いを見抜いたのか、クアットロが呆れたような声で言う。 「お姉さまぁ、オットーはもうあのデモニアックに任せておいたらいかが?」 なんなら両方ディエチちゃんでふっ飛ばしちゃいますか? とでも言うかと思ったが意外と大人しい発言だった。 「それでもいいんですけど……あのデモニアック、ドクターが知ればきっと興味を持つと思いまして」 だろうな、と素っ気なく返事をした。今頃この状況を嬉々として見ているに違いない。 だが、今はどうやってオットーを止めるかが先だろうとトーレはしばし熟考に入る。 「あれが我々を攻撃しないという確証はないが……あれが倒されたら、結局は我々が戦うことになる。 それまでにオットーが消耗していなければ勝ちは薄いかもしれない。あれの手にも余るようなら、いっそ共闘しよう」 あれ、というのは当然、黒のデモニアックである。戦闘の様子を見ていると、先に息切れするのはそちらの方だと考えた。 「どうせなら利用する、と仰ればいいのに」 彼女らしい発言に、同じことだ、とトーレも返す。 「どちらにせよ、もう捕獲は諦めた方がよさそうですわ」 「そうだな……」 その先を口にするには勇気が要った。自分の一言で姉妹達はオットーを敵と認識し、殺す。それがどれほど重いことか、なまじ宿った人間性を呪いたくなった。 クアットロは言わずもがな、セッテやチンク、ディエチも内心ではわかっている。 状況を考えればノーヴェやセイン、ウェンディも渋々ながら納得するだろう。しかしディードはどうだろうか。 時間に差はあれど、仮にもこれまで姉妹を見守り鍛えてきたと自負していた。ディードとオットーの関係に関しても理解しているつもりだ。 いっそのこと、オットーを放置しておくという考えが頭を過ぎる。 あの戦闘力だ、魔導師達やXATに壊滅的深手を負わせる可能性は十分にある。始末もできて一石二鳥、とまで考えて、 「……何を考えているんだ私は!」 馬鹿げた考えだと、頭を振って一蹴する。そんなことをそれば、オットーは魔導師に止められるその時まで、更なる破壊の限りを尽くす。 既に数十はゆうに越えている民間人の死者が幾百になるか知れない。 スカリエッティの命ならばともかく、トーレ個人としてそれは容認し難かった。 自分達はスカリエッティの手駒となって人を殺すこともある戦闘機人だが、無差別な虐殺を撒き散らす悪魔ではないのだから。 「トーレ、オットーを破壊しましょう」 「セッテ……」 隣に立ったセッテはトーレを見ない。正面を、戦闘だけを見て、冷静に分析している。 「私と貴女で再度挟撃を。あのデモニアックも加えれば先程よりはこちらに利があります」 「セッテ……お前は……!」 オットーを破壊する、あまりに平然と口にするセッテにトーレは顔をしかめた。 何故正しい判断であっても迷うのか、彼女は理解していないのだろうか。その決断を下す辛さを。 以前、彼女に機械的過ぎると注意したことがあった。本当にあの時からまるで変わっていないのか。トーレは落胆し、叱咤、もとい八つ当たりしそうになったが、 「他の姉妹にはやらせられませんから」 その一言で飲み込んだ。 セッテは自己の感情の揺らぎの少なさを自覚している。その上でそれが最も確実で効率的だと判断した。 他の姉妹の精神的ダメージを軽減する為に、なるべく手を下すのは自分であるべき。それが己の役割であり、それをトーレも理解しているだろうと考えている。 その相棒にトーレを選んだ。それはトーレの役割でもあると、自らの責を果たせと暗に語っているように思えた。 それに比べると、迷っていた自分はなんて矮小だったのだろう。感情に流されず、現場で最善の決断を下すのは自分の役割だというのに。 ならばもう迷わない。純粋に己の責務を果たすことを考えよう。トーレは大きく息を吸って宣言した。 「捕獲は断念だ! オットーをデモニアックと判断、破壊処分する!!」 ノーヴェやウェンディが何か言いたそうに顔を上げるが、それも目で黙らせる。 オットーを野放しにはできないなら、せめてこの手で破壊する。それが自分の責任。 「チンク! 今どこにいる?」 『今奴らが暴れているビルの屋上だ。上がってくるかと思ってヒヤヒヤした』 通信を通したので話は聞いていただろう。チンクが何も言わないから、トーレも何も言わない。淡々と状況報告を交わす。 『中はデパートか何かのようだな。セインと確認したが、フロアはそれなり広く、騒動で商品が散乱している。 だが、仕切りが少ないから戦闘は十分に可能だ。上部三階には生きている人間はおそらくいない』 黒のデモニアックの戦闘形態から考えても、戦うなら接近戦だ。 それなりに広いとはいえ、屋内であればレイストームは軌道が制限され、自在には使えまい。最適な条件だと言えた。 「では作戦を練ろう。その前に……ディード、お前は待機だ」 一人俯いていたディードは、それでも顔を上げることはなく、トーレの強い口調に気圧され、むしろより深く沈みこむ。 唇をきつく噛んでいるのは、せめてもの意思表明のつもりか。 「異論はないだろうな」 トーレは鋭く睨みを利かせる。それはディードのみならず、ウェンディやノーヴェに対して言った言葉でもあった。 そして数秒間の沈黙。やがて彼女の口は注視しなければ気付かないほど小さく、了解、と動いた。 トーレは決戦の場となるビルを見上げた。正確にはそこで戦う二人の悪魔を。 この決定は、双子の彼女にオットーを殺す任を背負わせたくないからではない。 その感情は指揮官として相応しくない。ただ単に不確定要素を塗り潰す為、足を引っ張る可能性のある因子を排除する為。 そう考えることにした。 ※ ビルの壁面を往復する間も、数えきれないほど剣を振るった。互いに決定打のないまま、十分程が経過しただろうか。感覚では、もう何時間も戦っている気すらする。 膠着した戦況で、徒労と知りながらも、それでも動きを止めることができないというのは予想以上にジョセフの消耗を早めていた。 相手は両手を使えるが、こちらは右手一本なのだ。 例の光学兵器を使用してくれば隙も生まれるというのに、どうやら近づけば格闘戦、離れれば光線という単純な思考で行動している。 融合すれば接近戦でも銃を使おうとするデモニアックも多いが、この場合、中途半端に判断力が残っているのだろう。それ故、逆に戦い辛い。 剣を振るう腕が重い。 度重なる攻防の反動で握る手が痺れてくる。 ジョセフにとっても、それは初めての感覚。それもそのはず、これまで通常のデモニアック一体にこれほど苦戦したことなどない。これまで自分を下したどの敵ともタイプが違う。 一人は全てにおいて絶対的なまでの力量差。 一人は届かぬ空を舞い、風と一体の如き速度。 これはそのどちらでもない。凶暴で獰猛な勢い、それは”野性”と呼ぶのが適当な気がした。 「このままじゃ埒が明かないわね。ガルムもそろそろ限界かしら」 エレアに構う余裕も今はないが、言っていることは尤もだ。無茶の連続でガルムの負担もかなりのもの。 何でもいい、何か状況を一変させる為の切欠が必要だった。 壁面を斜めに切り上がり、空が近くなった時、程なくしてそれは来た。 それは弾丸や砲弾ですらなく、言うなれば光の波。莫大なエネルギーの奔流。 ジョセフの目の前で、丸太よりも太い光の束がビルを貫いた。下から上へ、斜めにビルを撃ち抜いた光は、すぐに空に吸い込まれて見えなくなった。 ビルはその衝撃で大きく揺れ、轟音はビルごと崩落するかと思うほど激しい。特に外壁のジョセフにとっては振動は凄まじいものだった。 二輪で走行していたジョセフは勿論のこと、四足で這っていたデモニアックも同様に振り落とされる。 「来い!!」 落ちる瞬間、声が聞こえた。声の主は戦闘機人のリーダー格の大柄な女。 端的な言葉だが、一瞬で意味を悟るジョセフ。それは声がジョセフに向けられていたこと、そしてジョセフがこの状況を待ち望んでいたからに他ならない。 ビルを揺るがした巨大な光は、言うなれば互いの間に打ち込まれた楔。反撃に転じることのできる絶好の機会だった。 それだけに行動に転じるのも速い。悲鳴を上げかけているガルムのアクセルを捻り、スラスターを噴射、破片をかわしながら崩れた壁の大穴に駆けこむ。 人で賑わっていたはずのフロアは閑散とし、そこに待っていたのは声を掛けた女ともう一人、ピンクの髪の戦闘機人だった。 ガルムを降りたジョセフの側に、大柄の方の女が近づく。 「ここで奴を仕留める。お前も協力しろ」 あの程度で死ぬとは思えない。むしろ怒りを燃やし、今にも登ってきていることだろう。それをわかっているからだろう、女は簡潔かつ一方的にジョセフに命令した。 高圧的な物言いだが、その程度で腹を立てている状況ではなく、別段異論があるわけでもない。一点、ジョセフが気になるのはただ一点だけだった。 「あれは……お前達の仲間じゃないのか?」 「だから始末をつける。それが我々の責任だ」 質問を予想していたのか、答えはすぐに返ってきた。その答えに達するまでには苦悩も葛藤もあったのだろう。 だが、ジョセフにそれを問う権利などなく、黙って頷いた。 「いいだろう、だが止めを譲るような余裕はない。奴の狙いは俺だ」 「それで構わない。私はトーレ、こっちはセッテだ、呼ぶ必要があれば呼べ。お前の名は聞かなくていい」 「他には?」 「それぞれ待機している。しかし前衛として戦うのは我らともう一人だけだ。識別の為の名乗りなら必要ないだろう」 つまり、あくまで混戦時に必要になるかもしれないから名乗っただけ、ということ。尤もそれ以上はジョセフも求めていなかった。 会話は数秒で終わり、それぞれに沈黙する。聞こえてくるのは、遠くからでも不思議と届く悲鳴と慟哭。しかしそれも数秒と持たなかった。 「エレア、バイクを頼む」 「わかってると思うけど、乗っていないとフィールドは使えないわよ。ガルムも、あなたもね」 それだけ言うと自動で離れていくガルム。見送ることもせず、ジョセフは剣を構えた。 ひりつく殺気が近づく。隠しもしない暴力的な気配が膨張する。 ぎり、とジョセフとセッテが武器を握り直すと同時に、気配が弾けた。 飛び込んできた白い影は一直線にジョセフに跳びかかる。突き出してきた拳をジョセフは剣で弾く。剣は両手持ち、下半身も安定していればさほど難しくはない。 ジョセフが拳をいなすと、不意に右にいたトーレの姿がぶれた。否、高速での移動と気付いた時には、手首の光の翼が刃物のナイフのように振り下ろされていた。 取った。ジョセフも、おそらくトーレそう思ったはず。 しかし、デモニアックの左手はトーレの拳を握り、押さえていた。続いてベキベキと空き缶を潰すような嫌な音。 「あぐっ! あぁああ……!!」 そして苦悶の声。トーレの拳は、デモニアックの桁外れな握力の前に空き缶程度でしかなかったらしい。 トーレの拳はジョセフにすら見えなかった速度、反射神経だけでなせる技ではない。ジョセフに注意を払いつつ、見て捉えることは不可能。 ならば、おそらくは直感、或いは経験則。 デモニアックの左手を切り落とさんと、ジョセフは剣を上げかけたが、直前で跳び退る。理由は背後から聞こえる風切り音。 視線をやると、セッテのブーメランが正面から縦に回転し、デモニアックに迫っていた。 なんの打ち合わせも合図もなくとも、避けると思ったのか。ともかく、鋭く回転する刃は、デモニアックの腕のガードごと切り裂くだろう。 無論、戦闘機人の身体ならなおのこと。 トーレの身体が振られ、ブーメランの軌道に引きずり出される。掴まれた拳のみで、トーレは操作されたのだ。 「ッ!」 これにはセッテも表情を変え、手に持っていた予備のブレードで、自ら放ったブーメランを相殺、叩き落とす。 その隙にトーレの左足は跳ね上がり、拳を握ったままの腕を狙う。足首にも同様の翼のような刃が生まれている。 が、切断される寸前でデモニアックはトーレを解放。素早く手を引き、勢いよく振られた足が通り過ぎた瞬間、 「がっあああああ!!」 握り拳に変えて突き出す。それは空振った左足の膝を強打、またも骨が砕ける音が響いた。 全てが五秒にも満たない攻防。そしてその間も、右手は常時ジョセフを警戒している。 右手と左足を潰され後退したトーレに従い、セッテも様子見。 戦いは再びジョセフとデモニアック、一対一の図式に戻った。 ※ 黒のデモニアックは一人でオットーを抑えているが、長くは持たないだろう。じりじりと後退している。 「くそ! なんなんだ、あの強さは!」 「トーレ、退いて下さい。その傷では戦力になりません」 セッテはいつも歯に衣着せぬ物言いをする。悔しいが、トーレには何も言い返せなかった。 情けないことに、右手と左足が使い物になりそうにない。体術を武器とするトーレにとっては致命的な負傷だ。 「わかっている……! セッテ、奴の援護を頼むぞ」 「わかっています」 「ブレードは投げるな。二本以上使うのも危険だ」 セッテが伏し目がちに頷くのを確認すると、トーレは飛行しながら後退、戦いを遠巻きに見守る。 ブレードを投擲すれば、奪われる危険が高くなる。融合されれば取り返せず、最早手が付けられなくなる。 それくらいわからないセッテではないと思うが、自分が危機に陥った時、オットーから助ける為に咄嗟にブレードを投げたのだろう。 元はと言えば自分の不甲斐なさが蒔いた種。あまり責めるのは気が引けた。 「もう少し……もう少しで……」 トーレは祈る思いで天井を見つめる。ディエチの射撃の影響で、天井には大穴が空いた箇所があり、周辺はパラパラと破片が落ちる程脆くなっている。 張られた罠の範囲に、オットーが足を踏み入れるのは時間の問題。後はそれまでに二人が倒されないことを願うしかない。 一歩、踏み込んで右の手刀を繰り出す。 二歩、手刀を剣で弾かれ、セッテのブレードを左手で受け止め押し返す。 三歩、セッテのもう一方のブレードで足を浅く斬られ、バランスを崩しながらも攻撃を試みる。 四歩、踏み込んだ瞬間、 「離れろ!!」 トーレが声を張り上げると、爆音と閃光が頭上で炸裂した。爆発によって脆くなった天井は崩落を引き起こし、巨大な瓦礫がオットーに降りかかる。 視界を埋め尽くすのは閃光と粉塵。備えていても、視覚と聴覚が元通りになるまでには数秒を要した。 崩落は上階に配置したチンクのランブルデトネイターによるもの。彼女の能力なら脆くなった天井の崩落を起こすことは容易い。 トーレが回復しても、未だ粉塵は晴れていない。爆発の一瞬、デモニアックはセッテに腕を引かれ脱出。 自身でも危機を悟っていたように見えたので大丈夫だろう。問題はオットーだ。 耳を澄ますと、粉塵の中から甲高い金属音が響いている。トーレは、嗚呼、と天を仰ぎたい気分になった。あの中ではまだ戦闘が続いているのだ。 ようやく視界が晴れた時、そこには新たに一人、爆発の前まではいなかった短い赤髪の少女が。ノーヴェは足に付けたジェットエッジから鋭い蹴りを続け様に繰り出していた。 オットーを仕留められなかった場合の保険だったが、戦闘しているということは不意打ちには失敗したということ。これで二つ、チャンスが潰えたことになる。 「トーレ、負傷しているのか!?」 声を掛けたのは眼帯をした少女、ナンバーⅤ、チンク。失敗に気付いて上階から降りてきたのだろう。横にはナンバーⅥ、セインもいた。 「私のことはいい! お前も戦闘に加われ!」 そう言ってチンクを追い払う。チンクは一度セインに目配せすると、離れていった。代わりにセインがトーレの肩を担ぐ。 「トーレ姉、一旦離れよう。ここにいたんじゃ危険だよ」 「ああ、わかっている。セイン、頼む」 仕込んだ策は尽きた今、ここにいても足手まといになるだけ。後は四人に託すしかない。口惜しさを堪えて、トーレは戦場を後にした。 ※ 黒のデモニアックとセッテ、ノーヴェは入り乱れながら戦う。前後左右、入れ替わり立ち替わり、それでも決定打には至らない。 硬く、速く、重い。たったそれだけのことが高い壁だった。 ノーヴェがガンナックルで射撃。オットーは両手を他の二人に向けている状態、回避は間に合わない。 オットーは頭部に被弾。大きくのけ反ったところへ、ノーヴェは追撃のハイキック。 当たっていれば勝敗は決していただろう。しかし、決することは無かった。 手応えを確信したノーヴェの表情が驚愕に歪む。額から煙を昇らせるオットーは、特に堪えた様子もなく、その手はノーヴェの足をしかと掴んでいた。 ガンナックルでは威力が足りなかったのだ。 そして、デモニアックやセッテの剣速に慣れたオットーには大振りなハイキックは緩慢な動きでしかなく、軌道予測も楽だったことだろう。 ノーヴェの抵抗など意に介さず、オットーは足を掴んだノーヴェを持ち上げ、振り回した。 もがくノーヴェを片手で制しつつ、棍棒代わりにセッテらを薙ぎ払う。 「ノーヴェ!」 叫んだところで、どうなるものでもないが、チンクは思わず叫んでいた。 回避の遅れたセッテは、ノーヴェの頭で顔を打たれ、倒れこむ。デモニアックは斬るのを躊躇し、後ろに跳んだ。 払った勢いもそのままに、オットーはノーヴェを投げ捨てる。 遠心力を加えて投げられたノーヴェは、声もなく回転しながら2~3m床を滑り、壁に当たると動かなくなった。強かにセッテと頭をぶつけたのだから、昏倒しても不思議はない。 チンクは改めて戦慄した。戦闘力にではなく、その戦い方に、である。姉妹を棒きれの如く扱い、使い捨てる化け物は、オットーと呼ぶことすら抵抗を覚える。 チンクはナイフを握り締めた。殺気が、憎しみが抑えられない。これがオットーだということも忘れそうになる。 オットーは姉妹の癖や戦法を熟知している。ガンナックルといい、ブーメランブレードといい、初見であそこまで対応できるものではない。 しかし、そこには感情は無い。戦う為の情報だけを残し、他はノイズでしかないのだ。 背中を向けたオットーに、チンクはナイフを構える。そこに迷いはなかった。 本当は雄叫びを上げたい気分だったが、代わりに刃に怒りを乗せて投げ放つ。 ナイフはチンクの思いを表し、一直線に飛ぶ。決して逸れることなく、オットーの背中を目がけて。 オットーは残る一人、黒のデモニアックに注意を向けようとしていた。ノーヴェが音を立てて転がった瞬間、音で判断して避けられるはずがない。 はずがないのに。 オットーはそれすらも避けて見せた。 「馬鹿な!?」 オットーは左にステップ、ナイフはその横を掠めて通り過ぎる。偶然ではなく、明らかに察知していなければできない行動。 まさか避けられるとは思っていなかった。回避できる要素などなかった。視覚、聴覚共に反応せず、精神的にも敵をあらかた一掃した直後である。欠片の油断も無いとは思えない。 驚きが支配し、一瞬思考が止まる。そしてナイフが通り過ぎた後になって、絶好の機会を逃したことに気付く。 爆風だ。直後なら直撃でなくとも傷は負わせられたのに。 遅いかも知れないが、今ならまだ間に合う。 チンクは投げナイフ、スティンガーを起爆させ、爆弾と化していたナイフはその場で中規模の爆発を起こす。質量の割に大きな爆発はオットーを巻き込み、フロアの壁を吹き飛ばした。 「やったか!?」 と喜んだのもつかの間、爆発の余波を受けたのは他の者も同様。 倒れていたセッテとノーヴェは大したことはないが、オットーの向かいに立っていたデモニアックは破片と爆風の直撃を浴びている。 まさかナイフが爆弾だとは思わなかっただろう。ダメージで言えばオットー以上だ。 動く者のいなくなった戦場で、チンクはがっくりと肩を落とす。 軽挙妄動とはこのこと、明らかな失態だ。冷静さを欠いた浅はかな行動が招いた結果。 急速に冷めていく頭が一つの答えを導き出す。何故、オットーはナイフを避けたのか。 それは殺気、ノーヴェを武器にされたことへの激しい怒りがオットーに気付かせたに違いない。 外から吹き込む風によって、呆然としていたチンクは正気を取り戻し、そしてチンクは自分が攻撃に巻き込んだ妹達の確認を優先させた。させてしまった。 トーレやセッテならば真っ先に標的の確認をしただろう。意識を失っているノーヴェに駆け寄るチンクは、オットーが未だ塵と化していないことに気付かなかった。 前へ 次へ 目次へ
https://w.atwiki.jp/wiki17_hokuto/pages/253.html
各キャラ別対策について ジャギは攻めに特化したキャラではなく、今作のシステム的にやや苦戦を強いられる事となる。 だからといって勝機がない訳ではない。 チャンスを逃さず掴むために各キャラごとの注意点などを大まかに纏めていこう。 対ケンシロウ けん制として振ってくる遠Dを掴み投げで如何に吸えるかが肝。 画面端で固まっていると見てからガードできない空ダBから体力半分☆2個程を持っていかれてしまう ゲージがあれば無理せずガーキャンしましょう。 腕に自身があれば直ガ→羅漢or俺の名を決めると相手は飛び込みにくくなります。 逆に言えばゲージが無いときの立ち回りほどジャギ様にとって脆いものは無いので要注意。 基本的にケンシロウは前後移動しつつ遠Dを当てに来るのでスキあらばガソリン。 余裕が出来たら見切って潜れる屈Cをカウンター狙いそこからバニコンで半分頂きましょう。 起き攻めネタとしては 起き上がり前にガソリンを撒きマッチで点火しつつ様子見、溜めバニ、更にガソリン 飛び込むと確実に昇竜の餌食になるのでオーラガードもご一緒に。 中距離、近距離、自分が端を背負ってでの攻防は飛んで逃げる等はしないほうが良い。 遠Dに引っかかってしまうと5~6割は持っていかれる。 しかし、相手も遠Dを巻くのにはリスクを要するのでそこは読み合い。 ケンシロウ戦は通して地上に張り付くぐらいの立ち回りでも良い。 開幕は距離を取ってガソリンを巻いて待ちたい。 ケンシロウの飛び道具は画面中央までしか届かないため遠距離ならばアドバンテージが取れる。 しかしゲージがある場合、天破活殺でカウンターを貰えるので注意しよう。 ショットガンでいぶりだして対空JA、斜めショットガンで落とす。 ガソリンを撒く位置を誤ると蛇ループがとんでもない回数入ってしまうので気をつけよう。 ショットガンは先読み懺悔拳ブーストを食らってしまうけど気にせず撃て撃て。 対ラオウ 触られるとそれだけで昇天してしまう。 地上剛掌波を打ってくれるとやめてくれ頼むで反確だが、まず間違いなく打ってこない。 序盤はゲージが溜まるまで遠距離を保っていこう。 基本的な立ち回りはガソリンを巻いて地上からの接近を妨害すること。 空中から攻めてくる場合が多いのでJA、ゲージが有るなら超ガソリンで潰す。 空中剛掌波が地味に厄介。無理に飛び込もうとせずガードしよう。 撃ったのを確認してガソリンを撒いてもブースト使わない限り攻撃食らわないので小まめに撒こう。 オラオラの後は羅漢撃がほぼ確定。印刷を使われても潰せるがブースト2Bの奇襲に負ける。 相手のゲージを見て読み合いになる。 近距離ではブンブン2Cを振り回していれば相当嫌がられる。 動きが遅いので中距離ではグレイブを振っていくと飛び込みに引っかかったりする。 ラオウはゲージの回収率がすさまじい為、崩しが弱いからとガードに徹していると偉い事になる。 ガード仕切った後の展開を考えて素早く切り返したい所。 無想転生された後はどの技を振るのにもリスクがついて回るようになる。 無想されている状態で攻めをする場合グレイブ、2Dは控えること。 見てから無想余裕でしたで悲惨な事になる。 なお、ラオウの長い長いコンボ中も気を抜かずにしっかり見ていないと途中で補正切りの中下段の揺さぶりを受ける。 しのぎ切れなければ最悪2コンボで星も体力も無くなり、ただ永遠とラオウのペチペチを見ている事になる。 ラオウはオラオラに限らず全ての技に対して羅漢がカウンター確定するのでダメージ取れるところで取っておこう。 夢想陰殺との読み合いがアツい。 対トキ 運に任せるしかない。 2A*n回>2D>ナギッ!は2Dをアジれば羅漢、小足で割り込める。 2Dを通常ガード後相手がナギッ!で後ろに回った場合、最速でガーキャンを出すと明後日の方向を蹴る。 俗に量産型といわれるトキに見られるが2A 2D>ナギッ!で裏と表のガード揺さぶりは何だかんだいわれながら未だに強力。 背中でガードする哀愁が味わえる。 固まりすぎても投げから7割とどれをとっても安くすませることは出来ない。 グレイブは封印指定。当身から絶望的な状況になる。 ショットガンは斜も横も使うことはない。 トキ側の起き攻めのナギッ!のn択は見えるとか見えないとかそういう次元じゃないのでバクチでガードしていく。 しかし、ガードも投げの選択肢に負ける。 相手の降り際にヘタに手を出すと空中当身からサマーソルトカンチョーで北斗神拳の中で最も華麗なコンボを嫌というほど見れる。 遠距離、近距離等の距離感は無いと思って良い。トキは次元を超える。 一応、ガソリンを巻いておくとナギッ!の距離を縮めることが出来る。 不用意な行動は全て2Dに狩られる。長い強い早い。喰らうとステキなコンボから一撃まで貰える。 2Dのカンチョーに対しては2Cを合わせると潰せるがやはり見てからは無理なので博打出し。 こちらの起き攻めの場合も当身でリスクがついて回る。ゲージがある場合超アッパー空中ガード不能と飛び込みはできない。 セカッコーはガードしても五分なのでガード後ヘタに動かない事。 お勧めはコンボ後のマッチ〆。ドラム缶連携は比較的安全。 また低空千手を重ならないように出すのも良い。 リバサを出されてもガードが出来る。当身はCHで美味しく頂ける。毎回やっているとさすがにバレる。 飛んだのを見てJAで落とそうとしたら何故かすでに着地して超アッパーを打っていたとか日常茶飯事。 プレイヤーによってはゲージをガーキャンに回してくるので邪狼を意識していく。 体力劣勢でカウントが無い場合にナギッ!で逃げられると捕まえにくい。 そのRが最終だったり落としたらまずい場面では超ガソリンを巻くと幾分捕まえやすくなる。 画面中央で固め始められるといささかキツイ。自信が無いならばガソリンを巻いて画面端に固まる。 また、画面中央での固めが温かったり、距離を調節するプレイヤーには思い切ってHJ。 2Aは喰らうが空中判定になるため2Dが繋がらなくなる。 対シン 何にしても獄屠拳、虐指葬をどう回避していくのかが焦点になる。 立ち回りでのぶっぱ獄屠拳がウザったい為飛び上がるときはガードを意識していく。 地上で獄屠拳をガードしてバックダッシュで下がっていく場合は斜めショットガンが安定。 下がり際のフォローにJBを出していることが多いためCHで刺さる。 起き上がりに虐指葬を生で重ねられている場合、暴れていると問答無用で投げられる。 打撃を出した瞬間に起き上がりの無敵が切れるために攻撃を出すのは宜しくは無い。 相手が立ち状態だった場合はガードで様子を見たい。 だが、これもディレイをかけた虐指葬で潰される事も覚えておこう。 基本的にはしゃがみガードで様子を見る。シンが立ち状態だったならばまず虐指葬だと思っていい。 立ちAを重ねてから虐指葬を打ってくるならばHJで空中に逃げる。 普通に打撃の崩しにはいってくるならば白燕転翔(前)に合わせて羅漢撃。2Dをアジリティしていれば立ちAでも割り込める。 相手側にブーストがある状態でショットガン横を打つとブースト旋脚葬、ブースト2Bで潜られる。不意の奇襲に注意。 シンの特性としてあまり通常技が強くはないので2CやJA等判定が強い技で一方的に打ち勝てることが多い。 遠距離だと流羽矢弾を投げてくる場合がある。ショットガンを打ってもかき消されるのでブーストがあれば突っ込みたい。 ダメージは無いものの喰らい過ぎると1コンボ喰らっただけで気絶するのでネタ技と構えすぎていると悲惨な結果が待っている。 起き攻めをしかける場合は雷震掌に注意する程度。起き攻めにディレイをかけていると獄屠拳で反撃される事もある。 また1R開幕は遠Dを振ってくる相手が多い。低空ダッシュJBなどにも勝てる為グレイブを推奨。 読まれれば当然負ける手札なので一つの選択肢として持っていると良い。 また相手にブーストゲージが有る場合にブースト虐指葬が飛んでくる場合がある。 投げ間合いが可笑しいことになっているのでこれも注意。星が無い場合即死する。 また置いておくように使われる迫破斬は中距離程度だと空振りの隙にブーストから小足が差し込める。 総じて立ち回りには獄屠拳の場荒らしに注意することと、起き上がりなどの虐指葬に注意する事。 コンボダメージは高くないが気絶させる能力が高い。 どの場面でも星を必ず取っていくので体力はあるのに星が無いという場面も多い。 小ネタとしては起き攻めを受ける場合シンは地上で密着状態の事が多い。 俺の名前を言ってみろが入りやすいのでリバサで狙ってみるのも一つの手。 対レイ 機動力が高く、火力も高い。ジャンプキャンセルによるラッシュ力も侮れない。 トキに続きレイが強すぎるとの意見もあるが比較的立ち回り安い相手でもある。 南斗狂鶴翔舞のバリアーはショットガンで貫通することがある。消されることもある。 JAで潰せるので中距離でバリアーを張った場合はJAで撃墜しよう。 起き上がりは南斗凄気網波に注意。読んでいても距離が少し開いているとガード後仕切りなおしとなる。 削りダメージがひどいのでオーラガード推奨。 断固相殺は遠距離でのぶっぱなしは相手に向かってHJでオーラガード。 ラッシュは羅漢で割り込みorガーキャン。 実はジャギのしゃがみ喰らいの仰け反りが少ないため低空JBで崩されてもその後のコンボが入らない事が多々ある。 2Bからの2Dの足払いも喰らわない。 バリアーと低空JBのラッシュをほぼ押さえ込めるので比較的やりやすい相手になっている。 相手側のグレイブが何かと厄介。開幕のぶっぱなしグレイブに注意。 立ち回りで何が一番厄介かと言うと南斗迅襲嘴斬、俗に流星パンチ。 状況にもよるがブーストゲージがない場合ガード後も反撃が確定しない。 ダメージが痛い上に、画面端でのJBガード後の2択は見てから反応が難しい。 対ユダ バニシングを振り回されると非常に辛い。 判定が強く、持続が長い。さらに対空も兼ねており初見の相手はこれだけで狩られる。 ぶっぱなしや、コンボ後の暴れ潰しとしても使われる。立ち回りはガードを意識して行こう。 開幕に距離をとり始めるプレイヤーが多い。 遠距離戦でガソリンを巻いてもレッパとダガールが突進してくるのでなるべく近距離に持ち込みたい。 地雷を設置されると大幅に不利な状況になる。 ダメージソースがバニシングからの追撃になるジャギにとってバニ後の追撃が出来なくなる。 幸い設置速度は遅いので攻めている最中に置かれる事はない。 問題は地雷設置後、ユダ本体が突っ込んでくる場合。 ダカールの突進に合わせて低空ダッシュで攻め込まれるとJAで落とせないので固まるしかなくなる。 切り返せたとしても地雷のおかげで攻めが出来ないという状況になってしまう。 待ちスタイルは不利になるので近距離戦に持ち込もう。 昇竜系のスタンプは発生が早く相打ち上等で出される。コマクゲージに注意しよう。 ユダの起き攻めはゲージさえあれば比較的返しやすい部類にはいる。 部下を設置したあとのヘヴィは、見ていれば羅漢で部下ごと吹っ飛ばす事が可能。 こちら側が起き攻めする場合はリバサダムとコマクのスタンプに注意。 ダガール身代わりはこちらの大攻撃ガード直後を狙われるので、コンボを単調にしないことで抵抗は出来る。 鷹爪を使ってくる相手もいるがガード後に反撃確定なので使ってくる事は稀。 リバサダムは読めているならアジリティガードから掴み投げ、コマクが当たるか当たらないかの位置なら暗転後生掴み投げが出来る。 それ以前の距離ならグレイブでコマクごとユダを上にあげると安全である。 それらが間に合わない、失敗した場合はHJオーラガードで空中に逃げる。 結局は落ちてきたところで水流の持続をガードさせられヘヴィを喰らうハメになる。 ゲージがあるならガーキャンがしたい。 コマクのスタンプはかなり厄介。 下段をうまく重ねてやらないと潰せない上、タイミングが遅いと相打ちで打ち上げられ星を取っていかれる。 コマクは上昇中無敵のようなので安全に行く場合はスタンプの射程外で様子見が良い。 スタンプの隙は小さいが、読めているなら邪狼撃でスタンプをすかしてカウンターが取れる。 ガードされてもブーストがあるなら2Bと低空千手で揺さぶりをかけていこう。 星取り能力、コンボダメージが高く鷹爪をはさまれるとかなりの痛手。 死兆星が輝いている場合には血粧嘴に要注意。 血粧嘴が打てる状況は全てに置いてヤバイと思って良い。 血粧嘴の飛び道具部分があたってダウンした場合、ドリルは羅漢で返せる。 また遠距離からのぶっ放しの血粧嘴はドリルをジャンプすることが出来る。 わざと遠距離でバニなどをチラつかせて誘うのも効果的とは言いがたいがカードの一枚として持っていても良い。 まず間違いなく辛い相手だが部下のゲージがあるためユダ側は思うように動けない場面が多々ある。 勝負展開を高速にし休ませない事が大事になってくる。 対サウザー 紙装甲、トキなどに対し必殺技の相性が悪い等の要因から評価は低めな印象を受けるが 全キャラ中トップクラスの怒涛の攻めと起き攻めを持つ。 時、場合、場所によって対処法がめまぐるしく変化し、 起き上がりに爆星を重ねられると羅漢で返せない等、ジャギにとって難敵であるサウザー。 攻撃力は低めに見られがちだが3ループもするとライフもなくなる上に星も無くなりオマケに気絶までする。 一度ペースに飲まれるとそのまま持っていかれてしまう。 要所要所のポイントを覚え的確に切り返していこう。 step1.南斗爆星波、南斗十字衝破風対策 爆星の特徴として場に長く残る飛び道具であり、判定が大きい。 さらに技後に着地した際の硬直が無い。 サウザー対策が立てにくく、これといって安全策がないのは 爆星波の対応の仕方が難しく、マニュアル化しにくい点があげられる。 全キャラ共通で出来る事(ハート様除く)は高い位置で出された爆星は潜り、 低めの位置で出された爆星はジャンプで飛び越えるなど。 しかし、ジャギの機動力はあまり高くなく潜る事は難しい(場合による。この判断が難しい) ジャンプでかわす方法もあるが爆星波を見てからジャンプで爆星を跳び越してもすでに着地したサウザーに 固められる場合も多く、ジャンプで飛び越そうと飛び上がった瞬間に投槍を刺される事もある。 理想はゲージがあるなら爆星波に合わせて読みが甘いわ、爆星波を読んでJAで落とす。 ショットガンで爆星を相殺するという方法もあるが、ダッシュから小足グレイブの起き攻めループになるので忘れて良い。 また使ってくる事は稀だが彷翔十字鳳は空中ガード不可な性質がありオーラガードでもガードできない。 爆星をジャンプでかわしたあと彷翔十字鳳を打たれるとガード不能連携になるため注意。 step2.起き攻め対策 基本は即ガーキャン。JCなどに確定ポイントを抑えておきたい。 といってもゲージが常時あるわけでもなく、 爆星や十字衝破風をガードしてしまうとダッシュからの揺さぶりを受け,更にサウザーの必殺技は引っかかるとダウンが確定する 技が多いため、ゲージがある状況より ゲージがないパターンの方が多い。その場合は絶望せずに根性ガード。 ガード時にJC→低空爆星→低空爆星の連続中段や、 低空爆星を直接重ねて着地での下段小足など崩しパターンはバリエーションに富み、 オーラガードで距離を開けても退かぬ媚びぬ省みぬ等のブーストを絡めた中下段の揺さぶりを受ける。 割り込みポイントはあることにはある。 爆星から再度爆星の中段は立ちAなどで割り込めるが下段の小足等他の選択肢に負けてしまう。 また、ガーキャンを見てから彷翔十字鳳などのガーキャン対策等も持っている。 ガードを固めるのも手だが固まりすぎると南斗十字衝破風→ヘヴィのガード不能連携で再度起き攻めにループする。 早期に相手のクセを見切り切り返す必要がある。 step3.総合的な纏め これといって有効な手立てが無く、一発の大きさがないジャギにとって苦しい相手。 一瞬のチャンスを物に出来ないと即、絶望的な条件におかれる。 攻め、守りともにゲージが必須になるが攻め込めないので ゲージが溜まらず、固められているうちに崩されて・・・というパターンが非常に多い。 ガードに余ほどの自身があるならば固まっているのも選択肢の一つだが、 まず間違いなく崩される。ハイリスクローリターンだが他に方法が無いので 連携の間を直感で探りあて発生の早い小技で暴れるしかない。 ブーストで繋がれて乙ったり、きっと中段爆星だと思って暴れたら下段小足で乙ったりしても 読みが甘かったので精進しよう。 対ハート 未編集(情報待ち) 対マミヤ 未編集(情報待ち) 対ジャギ
https://w.atwiki.jp/mhcm/pages/47.html
ここはジャギィシリーズの情報を記載しています 他のシリーズ、属性を探す場合はカード説明へ ここに無いものは下のコメント欄からの情報提供よろしくお願いいたします。 見方 属性 カード名 最大Lv C シリーズ 武器 攻 防 攻MAX 防MAX 発動スキル1 発動スキル2 属性:狩、魔。猫のうちのどれに属しているか カード名:カードの名称 最大Lv:合成した際の最大成長レベル C;必要コスト シリーズ:どのシリーズに属しているか 武器:装備している武器 攻:攻撃の初期値 防:防御の初期値 MAX:LvMAX時の攻、防の値 発動スキル:カードに付属しているスキル 備考:なにかあれば書きます 名前 コメント